エピソード2

エピソード2潔癖症なほど清潔好きの25歳のB子さんに、ある日、親戚の方から職場の部下を紹介したいとお見合いのお話が来ました。一流企業に勤務しているうえに、写真を見ると外見も悪くはありません。

しかしお見合いの当日、お会いしてすぐにB子さんはギョッとしました。なぜなら彼の黒いジャケットの肩には、パラパラとフケが舞い落ちていたのです。「無理...」B子さんは、お見合いの席にいながらも全く彼に興味がわきませんでした。

帰宅後B子さんはご両親に正直にお気持ちを伝えました。彼のことを気に入っていたご両親は「フケの有無は結婚生活に大した影響はない」と諭しましたがB子さんは聞き入れませんでした。仕方なくご両親は仲人に、やはり正直にフケの一件をお話しした上でお断りしたのです。

一方、彼の方はかわいらしいB子さんを気に入り、結婚する気でいっぱいでした。仲人はお似合いの2人だと思っていたのに残念な気持ちでいっぱいです。はじめはやんわりと伝えたのですが、彼は納得できません。仲人は仕方なく、言いにくかったろうとは思うのですが、お断りの原因が肩に乗っていたフケであったことを伝えたのです。

独身の彼が、結婚を前向きに考えようと思っていた矢先に、上司である仲人をとおして初対面のB子さんからそのような指摘をされたことはさぞかしショックだったでしょう。一晩考えた彼でしたが、やはりB子さんのことをあきらめることはできませんでした。

あきらめられないのなら、もう一度会ってもらうしかないと決心した彼は、仲人に頼んでもう一度会うことになりました。二度目は、出かける前にも、お会いする直前にも、彼は入念に身だしなみをチェックしました。

B子さんは、二度目に会った彼の肩にフケが乗っていないことを確認すると、やっと彼の本当の姿が見えてきました。フケがないだけで、こんなに印象が変わるものかと自分でもびっくりするくらいでした。

彼は一生懸命に勉強して一流企業に入り、こうして上司にお見合いを進められるほどの見込まれた人物です。きちんと向き合ってみると、まじめでしっかりしていて頼もしい男性でした。そしてなにより、一度断ったお見合いなのに、こうして再び自分に会いたいと思ってくれたのです。

現在、彼はB子さん自慢のダンディーな夫です。お二人のお子さんは自立し、現在はご夫婦だけの生活を仲良く幸せに楽しんでいるそうです。熟年のお二人のデートの様子は、どんなに素敵なことでしょう。

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