結婚と恋愛感情

こんにちは。
サロンドマリアージュ横浜プレジールの渡辺智美です。

随分前になりますが、40歳代半ばの男性が、入会相談にいらっしゃいました。
1年前まで他社の結婚相談所で活動されていたということでした。その時の活動の様子をうかがってみました。

活動期間は2年間ほど。数名の女性とお見合いや仮交際ができ、真剣交際の女性もいたということでした。真剣交際の女性とは、なんと半年も交際したのちに、お断りをしたというのです。女性の年齢は、40歳代前半だそうです。
(日本結婚相談所連盟同士の交際では3か月を目途にお断りか結婚かを決めることを推奨しております。絶対条件として、恋愛目的ではなく結婚が目的だからです)

仕方が無いとはいえ、この女性の気持ちを想像すると、辛くなってしまいました。彼女は、結婚するつもりだったからこそ、プロポーズの言葉を待ちながら半年も彼と交際したのでしょう。女性は40歳過ぎておりますので、きっと彼の良いところを一生懸命見て、高望みをしないようにしたはずだと私は思いました。

その男性は、婚活市場では人気のあるタイプではありません。ただ、その男性は地味で、強いタイプではないので、波風立たない、穏やかな生活ができると、彼女は思ったのかもしれません。

彼女は今頃どうしているでしょうか。結婚をあきらめてしまったでしょうか。結婚をあきらめる、それは彼女にとっては「男性不信、男性に希望が持てなくなった」等ではないことを祈ります。そして、この男性とお別れになった後、神様からいよいよ本物の運命の人というプレゼントが彼女のもとに運ばれていることを心から祈ります。

そして一年後、その男性は「やっぱり結婚したい」と言って、相談所を変えて私のところにやって来たのでした。

私は「どうしてその女性を断ったのですか?」と聞いてみました。すると、彼は首をかしげます。
「何でということでもないのですが...。いい人ではあったのですが、好きになれなかった」

「お見合いで知り合った40歳過ぎた女性と半年も交際して決められないなんて!女性は年齢が一つ上がるたびに結婚が厳しくなるのよ!!お断りするにしても結婚するにしても、決断ができないのは困ります!男でしょ!!」

入会面談なのに、私は思わず言ってしまいました。

そして彼は、ペコペコしながら私のもとを去っていきました。

どんなに大恋愛の末に結婚したとしても、恋愛感情が続くのは平均4年と言われております。その4年が過ぎても仲の良いご夫婦として続いている人たちには共通していることがあります。
それは「結婚相手として求める条件が合っていた」ということです。条件とは、例えば「優しい」「真面目」「話を聞いてくれる」「仕事を一生懸命している」「子供好き」‥等のことです。「年収が○○円」「一流の会社勤務」のような条件ではありません。

昔ながらのお見合い結婚では、交際期間などなく、一度のお見合いで結婚をお受けするというものです。
お見合い結婚の末に中の良いご夫婦でいらっしゃる方は、殆どが、この「結婚相手に求める条件が合っていたから」でしょう。一目ぼれではない限り、始めから「好き」という感情があったわけではありません。暮らしていくうちに段々好きになり、仲の良いご夫婦となっているのです。

逆を考えてみましょう。
盲目の大恋愛の末に結婚した場合、4年後にその恋愛感情が消えます。そうすると、もちろん今まで見えなかった、いえ、見えていてもかわいいと思えていたことが、許せなくなります。その先はご想像にお任せいたします。

たった4年で消える恋愛感情が、お見合いで知り合ったお相手に芽生えるかどうかは、考えようによってはそれほど重要なことではないかもしれません。4年以上の結婚生活を続けたければ、その先を見据えて婚活をした方が賢いようです。

現代のお見合いは、昔ながらのお見合い結婚と、恋愛結婚の中間と考えてよいかもしれません。そう考えた方が、婚活も上手くいき、結婚後も幸せになれると思います。

結婚相手に求めるどうしても譲れない絶対的な条件を一つ、しっかりと心に決めて婚活をすることをお勧めいたします。

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敬老の日に子供たちが義母にお花を贈りました。